ファイナンシャルプランナー(FP)とは
ファイナンシャルプランナー(FP)とは何なのか?
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会によると、
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、
あなたの夢を実現させるお手伝いをする
「生活設計のアドバイザー」です。
とあります。
ようするに、顧客データ(家族構成や収入と支出、資産やローン)を分析し、顧客の人生設計を財政的な側面から的確にアドバイスする専門家。ということです。
日本では、家庭の金銭的な相談を他人に相談するということに、抵抗を感ずる人が大多数を占めると思います。
それに対しファイナンシャルプランナー(FP)発祥の国アメリカでは、財政的・金銭的な相談はその道のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に相談することが一般的になってきています。
日本でいう「餅は餅屋」といったところでしょうか。
現在の日本はペイオフが解禁となり、またいろいろな側面からも「自己責任」の流れになってきています。
2006年にはライブドアへの強制捜査により東証がストップするという、先進国では考えられない事が現実におこりました。
今の世の中は、何があっても不思議ではありません。
したがって今後財政面の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)の需要が、ますます増えてくると思われます。
話はごろっと変わりますが、資格には国家資格・公的資格・民間資格含めていろいろな資格があります。
「京都検定」などの一風変わった資格も新設されて話題になりました。
詳しい数は把握していませんが、膨大な数なのでしょう。資格ブームだと言われているのも納得です。
ただ資格は、やみくもに何をとってもいいというわけではありません。それはただの資格コレクターです。
そして資格には、ある人には有益だが別の人にとってはあまり意味の無いような物もあります。
人によって意味の有る無いは、千差万別だと思います。
そこで、どんな人でも役に立つ資格を1つあげるとすると、
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格なのです。
それはなぜなのか。
答えは、
「自分自身をコンサルティングできるから」
なのです。
中小企業診断士という難易度の高い国家資格があります。企業に対する経営コンサルタントのための資格です。
この資格は、経営コンサルタントを目指す方や経営者の方、または企業内でその知識を活かそうとされる方には意味がありますが、それ以外の方は取得した知識を活かす機会があまりないように思います。
それに対しファイナンシャルプランナー(FP)の資格は、個人に対しての経営コンサルトのような資格ですので、たとえ他人に対して活かせなくとも、少なくとも自分自身のために活かすことができる資格なのです。
ようするに就職のためだとか、転職のため、自己啓発のためではなく、自分自身のためになるのです。
FP資格は、
・税金(タックスプランニング)
・不動産(不動産運用設計)
・保険(リスクと保険)
・金融(金融資産運用設計)
・年金(ライフプランニング・リタイアメントプランニング)
・相続(相続・事業承継設計)
の6科目に分かれます。
これらの科目を学習することにより、自分自身そして家族の人生設計を、的確にプランニングできるようになります。