CFPの勉強法(独学1)
注意
以下の文章は2005年に管理人がCFP試験を受検した経験をもとに書きました。古い情報が含まれていますので参考程度にご覧下さい。
私は平成17年(2005年)の第1回試験(6月)に6科目まとめて受験しました。
CFPの受験科目は各科目つながっている部分が多いので、一気に全部受験するほうが結果的に効率がいいと思い一気受験したのですが、「相続」は不合格でした。
そしてその年の第2回試験(11月)に残りの「相続」を合格することができ、CFP認定の権利を得ることができました。
AFPは通信講座で学習しましたが(ユーキャン)、CFPは独学でした。
CFP試験はまだまだ認知度も受験者数も少ないので、テキストも問題集も絶対数が少ないです。
テキストはFP協会発行の公式テキストを使われる方が多いように思います。
というか専門学校を利用される方以外の、私のように独学のものは、公式テキスト以外にあまり選択肢がありません。
そこで私も「不動産運用設計」と「金融資産運用設計」は公式テキストを購入して、勉強を開始しました。
しかし、
公式テキストは読み応えがありすぎです。
公式テキストという性格上、全ての出題範囲を網羅しています。そして、重要度(出題頻度)による強弱をあまりつけていません。
そこで私はこのテキストを利用していたら、とても今回6科目合格するには時間が足りないと思い、テキストを変えました。
そして数少ないテキストから私が選んだのは、
CFP試験 読んで受かる「合格読本」です。
CFP試験 読んで受かる「合格読本」〈2014年度版1〉金融資産運用設計/不動産運用設計 (DAI-Xの資格書)
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CFP試験読んで受かる「合格読本」〈2〉ライフプランニング・リタイアメントプランニング・リスクと保険(2014年度版) (DAI-Xの資格書)
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CFP試験読んで受かる「合格読本」〈3〉タックスプランニング/相続・事業承継設計(2014年度版) (DAI-Xの資格書)
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1冊で2科目をカバーしていますので、全部で3冊です。
ここでそれぞれの利点と欠点を私の感じたところで書きますと、
公式テキスト
利点
- ほぼ全ての出題範囲を網羅しているので試験に100点満点で合格したい人には、必需品かも。(皮肉です)
- 何かわからないことがある時に調べ物をする場合、手元にあると便利。(百貨事典のような感覚)
欠点
- 値段が高い(1冊2,625円、6科目なら15,750円)
- 一通り読むのに時間がかかる。
- どこが重要度かわからない。今まで一度も出題されたことがない項目も当然のように記載されている。
- 項目による強弱がない。ということは「弱」がないかわりに「強」もない。具体的に言うと金融資産運用設計の「デリバティブ」等は、公式テキストだけでは根本的な理解が難しい。ただ、当然「合格読本」だけではもっと難しい。
- 基本的にテキストに問題が付いてないので、その場その場で理解度を確認できない。
合格読本
利点
- 値段が安い(6科目分で4,860円)
- 一通り読むのが短時間で済む。よって早い段階で過去問に進むことができる。
- 重要度によって強弱をつけてあるので効率よく勉強できる。
(無駄な勉強をする必要がない) - 過去問レベルの例題が項目ごとに付いているのでそのつど理解度チェックできる。
欠点
- AFPの項目は省略している場合が多いので、AFP合格から期間があいている人には不親切。
(公式テキストはAFPの項目も記載されている) - 公式テキストでもそうだが「デリバティブ」など、別の本などで学習する必要がある。
このようなとこでしょうか。
私の場合ですが、「金融資産運用設計」と「不動産運用設計」以外の4科目は公式テキストを購入していません。
合格読本だけです。
ただそれだけでは理解がじゅうぶんではないので、
資格受験のためではない一般の本で、
・金融資産運用設計はデリバティブの本
・ライフプランニングは年金の本
・タックスプランニングは税金の本
・リスクと保険は生命保険の本
を別途購入しました。
ただ、不動産運用設計は宅建を昨年合格したばかりということで何も購入しませんでした。
相続・事業承継設計は、税金の本で代用しました。結果それが原因だったかどうかはわかりませんが不合格でした。
長くなりましたが、結論を言うと「公式テキスト」はお金が余っている人が、テキストとして使うのではなく百科事典のような感覚で使う以外ではあまりおすすめできないです。
もしテキストとして使うのであれば時間が豊富な人向けでしょか。
まぁどちらにしても、私の個人的な意見ですので、インターネットで購入するのではなく、本屋で実際手にとって選ぶのが一番でしょうね。